柏
陽炎 八木重吉
さすがにもう春だ
きもちも
とりとめもないくらいゆるんできた
でもあそこにふるえながらたちのぼる
かげろうのようながまんしきれぬおもいもある
八木重吉
1925年(大正14年)、当時は千代田村と呼ばれていた柏の
東葛飾中学(現在の東葛飾高等学校)の教師として赴任した。
結核になり、若くして亡くなる。
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